Recruit
営業の先輩の声1…7年後
自分なりの楽しいを突き詰めて
お客様とも仲間とも分かち合いたい
2015年中途入社 スポーツ学部卒
仕事内容
最初のインタビューから7年後、名古屋営業所への転勤を経て同・営業所長に就任。
営業所員と共に東海エリアを中心とした営業活動を担う。
以前のご自身のインタビューを読み返して、どのように感じましたか?
僕はこの頃、本当に毎日「自分の楽しい」を突き詰めていたんです。自分なりの楽しいを体現すると、自然と成果へつながって、モチベーションも上がって、さらに楽しくなっていく。インタビューのあおり部分が「今は毎日が新鮮です」と表現されていますが、実はもともと「毎日がピクニックです」と話していたんです。あまりに仕事を楽しんでいたので。でも「それだと仕事をしていないと思われるかもしれない」ということで、少し控えめに修正されたことを思い出しました。
今のご自身と違いはありますか?
営業職としての根幹は変わっていません。でも、今は管理職として「みんなの楽しい」を考えるようになりました。現在、名古屋営業所には7人のメンバーがいます。それぞれが自分のスタイルで仕事に取り組めるようにサポートするのが私の役目です。メンバーそれぞれが「自分の楽しい」をたくさん実践して、その喜びをお客様にも、仲間にもシェアしてくれたら、当社はもっともっと良くなると確信しています。
入社から今まで、自分のキャリアに最も影響を与えたと思う出来事は何ですか?
入社2年目のときに受けた、上司からの指導です。当時の僕は、ユーザー様で実施する勉強会の資料を作っていました。相手はものづくりのプロフェッショナルですから、あやふやな内容で話をしたら信頼を損ねてしまうと気を張っていたんです。そしたら当時の上司が、忙しい中で本当に親身に指導をしてくれて。曖昧だった一言一句の言葉の意味から、プロだから共感する言葉遣いや言い回しまで。そういった積年のノウハウを、まだ期待に応えられるかどうかもわからない入社2年目の僕に惜しみなく与えてくれたんです。この人はこんなに情熱を持って自分に向き合ってくれるんだと驚きましたね。だから僕は、その恩返しを後輩や部下のみんなにしていこうと決めています。
変化の予測が難しいと言われる時代ですが、営業としてどのように感じていますか?
日本では新しく独立して切削加工を始める会社は少ない状態が続いており、現状維持では衰退してしまうと誰もが感じているように思います。だからこそ僕は、お客様に対して付加価値のある提案をしたいですね。多くのお客様は、切削工具を中心に自社のものづくりを見直すことはありません。ものづくりのプロセスには工具以外にも本当に多くの要素が含まれていますから、それだけを集中して考える機会がないのは当たり前だと思います。でも、僕たちは切削加工のことだけを考えていられる切削工具、しかもエンドミル専業メーカーの営業ですから、お客様とは異なる視点を提供しなくてはなりません。例えば「切削工具が長寿命化した」という技術の進歩があった場合に、お客様は「安定した品質の加工がしやすくなる」ことや「使う工具の本数が減ってコストが下がる」といったことまではすぐにイメージされます。でも実はそれだけに留まらず、切削工具の長寿命化により機械に搭載するエンドミルを減らすことができれば、一度の工具段取りで複数の製品もしくは複数工程の加工が実現できるかもしれない―― つまり、既存の設備で追加投資をせずとも、工夫次第で疑似的な自動化を実現できる可能性があるんです。それは新たにお金をかけることなく、夜も自動で機械を動かして、労働時間を削減しながら付加価値を上げることができるということ。そういった、加工の最中のみならず、その先にあるものに目を向けていただけるような提案をしていけるよう「こんな使い方の可能性はないか?」「こうなったら更に良くなるのではないか?」と、新たな可能性の模索を楽しみながら日々の仕事に取り組んでいます。
当社の営業職の魅力は何だと思いますか?
あらゆるものづくりに使われるエンドミルという商材の幅広さですね。僕は色んな業界で「こんなことができるんだ!」「こんな使い方があるんだ!」とアハ体験をするたびに、知的好奇心が刺激されて本当に楽しいんです。思いもよらない発見や感動を味わうことができる仕事だと感じています。それにメーカーの営業は、製品や製造に対する考え方や価値観、ブランドそのものを体現し、お客様に伝える役割を担っています。自社製品を持っているメーカーの営業職だからこそ、お客様に直接その魅力を伝え、どう活用できるかを一緒に考えていく。この役割は他にはない特別なものだと思いますし、僕がこの仕事を好きな一番の理由でもあります。
今後の目標は?
所長として、チームのメンバーがそれぞれの「楽しい」を見つけ、それをお客様や仲間と共有できる職場を作りたいと思っています。ここまで「楽しい」を強調してきましたけれど、仕事をしていたら当然「苦しい」もある。だからこそ、ままならないことがあっても一緒に頑張ってくれている仲間を大切にしたいと思うし、苦しいことには適切に対処して、また楽しいことに向かい合ってほしい。自分なりの楽しいを突き詰めて、お客様にも、仲間にも分け合うことが、僕なりの明楽創ですから、それをみんなで実現していきたいですね。
このページを訪れた方に伝えたいことはなんですか?
当社は「技術営業」を掲げていますが、営業において最も大切なのは、お客様と真剣に向き合う姿勢です。技術的な知識だけでなく、お客様との対話や信頼関係の構築が不可欠です。時代の変化が激しい今だからこそ、「自分の楽しい」を軸に、お客様に真剣に向き合い、今までの当社になかったもの、新しいことを具現化する人と出会いたいと思っています。
とある1日の流れ
午前:事務所に出勤。営業所員と会話。営業メンバーの出発を見送ってから事務作業をして客先訪問。
昼:同行の販売店様とランチ
午後:2、3社の客先を回り5件程度の打ち合わせ。17時営業所戻り。
営業所員の持ち帰った案件や課題の相談対応。19時帰宅。